映画『兄消える』公式ホームページ

近年、国外では70代夫婦のロードムービー『ロング,ロングバケーション』や、クリント・イーストウッド監督、主演最新作『運び屋』といったシニア世代を主人公にした名作が続々と制作されている。そんな中、日本から“超シニア世代”の映画が誕生した。『兄消える』。信州上田を舞台に、40年ぶりに再会した対照的な兄弟の絆を、ほろ苦い笑いと共に瑞々しく描いた“青春寓話”である。兄、金之助を演じるのは、軽妙洒脱な演技で人気を博し、「本作を遺作にしたい」という思いで撮影に臨んだ戦後昭和を代表する、伝説の喜劇俳優、柳澤愼一(86歳)。弟、鉄男役には、俳優座養成所出身で、舞台や映画で活躍する名優、高橋長英(76歳)。ふたりの名優に挟まれながらも堂々とした存在感で魅了したのは『潜伏SENPUKU』(2013)で第1回新人監督映画祭主演女優賞を受賞した土屋貴子。無邪気な明るさの中にどこか憂いを覗かせた芝居で映画に華を添えている。

出演者

面白くない訳がない!まずは観てもらいたい作品

監督は、文学座の演出家であり、日本を代表する演劇界の重鎮、西川信廣(映画初監督/日本劇団協議会会長、日本演出家協会理事)。そして、第40回川端康成文学賞、第38回野間文芸新人賞受賞作家で、『俳優・亀岡拓次』が映画化されたことも記憶に新しい戌井昭人が西川の自伝的エピソードをモチーフにオリジナル脚本を書き下ろし。音楽には、黒澤明や今村昌平を支えてきた池辺晋一郎が参加。静謐な中にも叙情性あふれるスコアがドラマを引き立てる。かつてリリアン・ギッシュ、ベティ・デイヴィスが姉妹を演じた名作『八月の鯨』(‘87)を彷彿とさせる、心にしみる人生賛歌が完成した。


老兄弟の胸中に蘇る「故郷」や「家族」への思い
町工場を細々と続け、100歳で亡くなった父親の葬式を終えたばかりの76歳の真面目な独身、鉄男のもとに、40年前に家を飛び出した80歳の兄・金之助がワケあり風の若い女、樹里を連れて突然舞い戻ってきた。その日以来、奇妙な共同生活を始める3人。
やがて金之助の過去や樹里の素性が明らかとなる中、兄と弟それぞれの胸中に静かな確執とともに「故郷」や「家族」への思いが蘇っていく̶̶。

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キャスト一覧 Cast List

柳澤 愼一(やなぎさわ・しんいち)

1932年12月、東京出身。1952年、ジャズ歌手としてデビュー。1953年から1955年にかけて日劇に500日間出演。映画出演は170本以上。1966年から日本で放送された米人気ドラマ「奥様は魔女」のダーリン役でも知られる。近作は『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)、『ザ・マジックアワー』(2008年)。1981年、長年のボランティア活動に対して、総理大臣表彰を受けた。

高橋 長英(たかはし・ちょうえい)

1942年11月、神奈川県出身。俳優座第15期卒業。1968年『二人の恋人』で映画デビュー。以後、舞台、映画、ドラマ、CM、ナレーションなど幅広く活躍。『マルサの女』など伊丹十三監督作に数多く出演。2015年トム・プロジェクトプロデュース公演『Sweet Home スィートホーム』では第50回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した。

土屋 貴子(つちや・たかこ)

1965年12月、長野県上田市出身。1983年、三田佳子、藤竜也主演のTBS系「もういちど結婚」で女優デビュー。以後、ドラマや映画に出演。オウム真理教元信者、菊地直子さん(2017年12月、無罪確定)の逃亡生活をモデルに描く『潜伏 SENPUKU』(2013年)で第1回新人監督映画祭主演女優賞を受賞した。2006年に信州上田観光大使に就任。上田市の魅力を新聞、テレビ、ラジオで伝えている。

新橋 耐子(しんばし たいこ)

1944年3月27日、東京都出身。’67(‘71)年より文学座に所属、「女の一生」(’68)で初舞台を踏む。「華岡青洲の妻」、「雨」、「頭痛肩こり樋口一葉」、「キル」などで、有吉佐和子、井上ひさし、野田秀樹といった日本を代表する劇作家の舞台に立ち、紀伊國屋演劇賞個人賞(’77)、菊田一夫演劇賞(’16)など数々の演劇賞を受賞。一方、数々のドラマやソフィア・ローレン、エリザベス・テイラーなどヒロインの吹き替えでも活躍。

金内 喜久夫(かなうち きくお)

1933年1月29日、福岡県出身。’63(’67)年より文学座に所属、「花咲くチェリー」(’65)で初舞台を踏む。以降、「飢餓海峡」、「熱海殺人事件」「五番町夕霧楼」など文学座公演で活躍する一方、「藪原検校」「雪やこんこん」などの井上ひさし作品やシェイクスピアをはじめとする翻訳劇でも活躍。『復讐するは我にあり』などの今村昌平監督作品や洋画の吹き替えでも活躍。’08年には、紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。

坂口 芳貞(さかぐち よしさだ)

1939年10月2日、東京都出身。’63(‘67)年より文学座に所属、「友絵の鼓」(’65)で初舞台を踏む。劇作家宮本研の代表作「美しきものの伝説」をはじめとする文学座本公演や「東京原子核クラブ」、「風の共に去りぬ」で活躍する一方、声優としても数多くのアニメ作品や、モーガン・フリーマン、ショーン・コネリー、トミー・リー・ジョーンズなどの吹き替えで活躍。映画出演作は、北野武監督『龍三と七人の子分たち』。

原 康義(はら やすよし)

1952年4月13日、東京都出身。’75(’80)年より文学座に所属、「五重奏」(’78)で初舞台を踏む。以降、文学座本公演、井上ひさし作品、蜷川幸雄演出作、平幹二朗演出「リア王」など幅広く活躍。アニメ「おさるのジョージ」の黄色い帽子のおじさんやカート・ラッセル、ビリー・ボブ・ソーントンなど数多くの吹き替えやドキュメンタリーのナレーターも務める。最新作は、水谷豊監督『轢き逃げ最高の最悪な日』

たかお 鷹(たかお たか)

1948年7月17日、福岡県出身。’74(’79)年より文学座に所属、「説教強盗」(’75)で初舞台を踏む。以降、「國語元年」、「闇に咲く花」、「紙屋町さくらホテル」などの井上ひさし作品、蜷川幸雄、岩松了演出作に出演する一方、「ハリー・ポッター」シリーズなど洋画の吹き替えでも活躍。’06年「ゆれる車の音」、「錦鯉」で紀伊国屋演劇賞個人賞、’07年「殿様と私」で文化庁芸術祭賞大賞、読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。

江守 徹(えもり とおる)特別出演

1944年1月25日、東京都出身。’62(’66)年より文学座に所属。「トスカ」(’63)での初舞台以降、NHK大河「元禄太平記」(’75)、映画『社葬』(’89)など多くの映像作品に出演する一方、ナレーターとしても活躍。翻訳家・演出家の顔を持ち、自身の翻訳・演出作に「ウェストサイドワルツ」、「グレンギャリー・グレンロス」などがある。’73年に紀伊國屋演劇賞個人賞、’94年に読売演劇大賞優秀演出家賞、’06年に松尾芸能賞大賞を受賞。

雪村 いづみ(ゆきむら いづみ)特別出演

1937年3月、東京都出身。‘53年「思い出のワルツ」にてレコードデビューを果たし、20万枚の大ヒットを記録。同世代の江利チエミ、美空ひばりと共に「三人娘」として人気を博す。‛55年『ジャンケン娘』から女優業へも進出。『嵐』(56)では、57年ベルリン国際映画祭特別記者賞を受賞。また、イラストレーターの中原淳一に見出され、ファッションモデルとしても活躍。’59年には歌手として全米ツアーを敢行し、日本人で初めて「LIFE」(61)の表紙を飾った。’72年「私は泣かない」で第一回「東京音楽祭」グランプリ受賞。’98年「紫綬褒章」、’07年「旭日小綬章」をそれぞれ受章している。

初監督の軌跡と奇跡 西川信廣

「映画、撮らないか?」

突然、プロデューサーの新田氏に言われたのは、確か3年ほど前だったと思う。

「俺が?」
「そう」
「無理だよ。映画のこと何も知らないんだから」
「大丈夫。西川は特に演技をしっかり見てくれれば、あとはうちのスタッフが支えるから」

その言葉に乗せられて初めて映画監督を引き受けた。ちなみに、新田氏と私は文学座付属演劇研究所の同期生。その二人が組んで映画を撮るなんて夢にも思っていなかった。幸せと不幸は突然襲ってくる。人生はなにが起こるか分からないと思った。

町工場を舞台に、父の葬儀の後に突然、行方不明だった兄が40年ぶりに謎の女性をつれて帰ってくる物語は、私の原風景である羽田の町工場と人々、そして私の家族が土台になっている。その原案をもとに、脚本を引き受けてくれた作家の戌井昭人君が、ユーモアあふれた人間ドラマに膨らませてくれた。彼も文学座付属演劇研究所の出身で私たちの後輩である。

今回の作品「兄、消える」は3年の間に、何度も消えそうになった。脚本の改定や、配役で難航。また、私のスケジュールと撮影時期がまとまらずに計画が何度も延期。これはないなと思って半ばあきらめていた。ところが昨年、「やるかやらないかはっきりしよう」と新田氏と会って話をしたら「やろう」という彼の決断で事態は急テンポに動き出した。

一番に驚いたのは長野県の上田でオールロケでやると新田氏が決めたことである。全く、想定外だった。何しろ、当初の設定は私の育った羽田だったのだから。だいたい、上田に町工場あるのか?と思ったのだけれど、それがドンピシャの工場があったのだから驚きである。おまけに「ふくろ町」という昭和の香りを残した歓楽街が私たちの心を惹きつけた。

私はこの映画で、失われてゆく地域社会のコミュニティーとそこに暮らす人々の繋がりの温かさを描きたかった。それは、人と人との繋がりが失われてゆく現代社会へ、「これでいいのか?」という問いかけでもある。

ロケ地が上田に決まり、兄に柳澤慎一さん、弟に高橋長英さんが決まり、おまけに文学座の諸先輩と仲間たちの俳優が続々と決まり、優秀なスタッフが集まって、新米監督を支えてくれたのは、まさに作品の主題である人と人の繋がりのなせる業である。映画を撮りながら、映画の主題を実感する、それは奇跡に近い体験だった。

【プロダクションノート】

『八月の鯨』に触発されてから約20年……
信州上田を舞台に、40年ぶりに再会した兄弟の確執と絆を、ほろ苦い笑いと共に瑞々しく描いた映画が誕生した。国外では、いまもシニア世代の主演作が制作され、近年でもクリント・イーストウッド監督、主演の『グラン・トリノ』(’08)はじめ、『最高の人生の見つけ方』(’08)、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(’12)、『手紙は憶えている』(’15)などの名作が生まれている。しかし、若手俳優の主演作がつづく日本映画では、『兄消える』は稀有な一作である。

企画の発端は、プロデューサーの新田博邦がリリアン・ギッシュとベティ・デイヴィス主演の『八月の鯨』(’87)を観た頃にさかのぼる。小さな島に暮らす老姉妹の夏の日々を描いたこの作品に触発されて、老主人公の物語を20年以上前から構想。理想的なベテラン俳優二人を主演に迎えたことで、ついに映画化が実現した。


柳澤愼一×高橋長英 W主演

名優二人が織りなす、
軽妙かつ滋味あふれる演技のアンサンブル

放蕩無頼の兄・鈴木金之助と謹厳実直な弟・鈴木鉄男という、対照的な兄弟を演じるのは、日本の映画、演劇、軽演劇界を支えてきた二人の名優。金之助役には、日本人らしからぬ軽妙洒脱な演技で昭和の喜劇王・榎本健一の後継者ともいわれ、「奥様は魔女」のダーリン役の吹き替えでも有名な柳澤愼一。三谷幸喜監督『ザ・マジックアワー』(’08)で、その健在ぶりを示した柳澤にとっては、『酔いどれ幽霊』(’58)以来、60年ぶりの主演作。「これを遺作にしたい」という思いで日常生活に欠かせない杖を手放し、軽やかなステップを披露しながら軽妙に演じている。鉄男役には、俳優座養成所出身で、『マルサの女』(’87)などの伊丹十三監督作品の常連でもある高橋長英。善良な庶民から冷酷な悪人まで、数多くの映画やドラマで幅広い役柄を演じる一方、舞台でも紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞している。

芸歴も演技のタイプも異なる二人が織りなす、軽妙かつ滋味あふれるアンサンブルは、同じく性格の異なる男同士の友情を描いたニール・サイモンの傑作戯曲「おかしな二人」や、晩年のジャック・レモンとマルチェロ・マストロヤンニの共演で、米伊を跨いだ男二人の再会を描いたイタリア映画『マカロニ』(’85)をも彷彿させる。現在、86歳の柳澤と76歳の高橋、二人あわせて162歳というコンビが見せる名演は、バディ映画の系譜に新たな歴史を刻むだろう。

文学賞受賞作家・戌井昭人初の書き下ろし脚本

ベテラン演出家・西川信廣初監督作は、
地方都市を生きる人々の人間賛歌

監督の西川信廣は、文学座のベテラン演出家。養成所時代の同期でもある新田プロデューサーの「しっかり芝居を見せる映画を作りたい」という、たっての希望で初監督に臨む。脚本は、第40回川端康成文学賞、第38回野間文芸新人賞受賞作家で、祖父に文学座の演出家・戌井市郎を持つ、戌井昭人。文学座養成所出身で西川の教え子でもある彼は、西川自身の自伝的エピソードをモチーフにオリジナル脚本を書き下ろした。音楽には、黒澤明や今村昌平を支えてきた池辺晋一郎が参加。静謐な中にも叙情性あふれるスコアがドラマを引き立てる。撮影には、信州上田フィルムコミッションが全面協力。いまも昭和の匂いが残る袋町の歓楽街と千曲川畔の工場を中心に、オールロケが敢行された。

主演の柳澤と高橋を取り巻くキャストにも、個性的な顔ぶれが揃った。金之助が連れ帰る謎めいた女・吉田樹里には、オウム真理教元信者の菊地直子の逃亡生活を描いた『潜伏 SENPUKU』で主演を務めた土屋貴子。無邪気な明るさの奥にもう若くもない女の憂いを覗かせて、兄弟にとってのファムファタル(運命の女)を堂々と演じる。上田出身の土屋は、当地の観光大使でもある。さらに、江守徹(特別出演)はじめ、金内喜久夫、たかお鷹、新橋耐子ら文学座のベテラン俳優陣が袋町の住人として脇を固める。上田市もまた多くの地方都市同様、少子高齢化と若者の都市部への流出で後継者不足が問われている。そんな中、老いてなお町を支える人々の姿が、力強い人間賛歌として描かれている。

植草信和(元「キネマ旬報」編集長)

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老兄弟の過去に何があったのか。ふたりの愛憎劇がそこから始まるのだが、まず驚かされるのは柳澤愼一と高橋長英の存在感に満ちた演技だ。
ふたりの名演によって、観る者は40年間会っていない老兄弟の再会の場に、立ち合わされているかのような錯覚に陥る。
これがベテラン俳優による“虚実皮膜”の妙というものだろう。
 

石川雅之(評論家・鎌倉市文化人権課担当)

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一瞬の風のように通り過ぎる自由奔放な兄と刺激臭に満ちた若い女。二人に背中を押されて、それまでただ実直に積みあげるばかりだった日常から新たな一歩を弟が踏み出そうとする終幕が確かな希望と温かな余情とを生み出した。エンドロールに流れる伝説のシャンソン歌手、永登元次郎の歌う「私の孤独」が深く胸に沁み入り、映画の印象とともにいつまでも耳に残る。往年の名作「八月の鯨」(リンゼイ・アンダーソン監督、リリアン・ギッシュ、ベティ・デイヴィス主演、88年日本ヘラルド配給)を思わせる。

矢田部吉彦(東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター)

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時代が変わってしまう悲しみや辛さをコメディの形で伝えることはとても有効であり、それだけに難しいと思うが、「兄消える」はその難易度の高い社会コメディーの達成に成功している。
 

左田野渉(編集者)

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物語の最後に明かされる消えた兄の40年。上田の街から再び消えた兄が起こした最後の奇跡が、街に人に老いたなりの活力を与える。観客は苦笑と共に、見えない涙を心で流すだろう。成功しようが失敗しようが、人生はこう生きればいい。

柴田あずさ(シネマ コンシェルジュ)

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コメディタッチの中に見え隠れする孤独、老い、寂しさ心に残るセリフもとても印象的でした。やはり エンディングの持って行きかたが素晴らしかった・・・見終わってからじんわり涙が出てきました。人生にとって何が一番プレシャスなものか?をこの映画ならではのアングルから教えてくれる貴重な一本でした。

下條アトム(俳優)

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先輩方の役者魂に圧倒されました!
老兄弟の両極のどうにもならない孤独感が優しく、ざわりと素敵なんです。
老いるとは、どうやら辛い事だけではない様です!…。

ニュース

23回うえだ城下町映画祭 11月15日~17日
11月17日
9:30~「兄消える」上映 (上田文化会館)
上映後ゲストトーク
柳澤愼一、土屋貴子、新田博邦(プロデューサー)

12:00~ 土屋貴子と行く「兄消える」ロケ地ツアー
https://www.umic.jp/eigasai/index.html


鎌倉市川喜多映画記念館
鎌倉市制80周年 姉妹都市提携40周年記念事業
鎌倉・萩・上田・足利
~映画がつなぐ姉妹都市~

【シネマセレクション】
「兄消える」(104分/2019年/「兄消える」製作委員会)
上映開始:
11月4日(月・振休)13:30★、7日(木)10:30、8日(金)14:00、10日(日)13:30★
★4日13:30の回アフタートーク 柳澤愼一、土屋貴子
★10日13:30の回アフタートーク 新田博邦、石川雅之

http://www.kamakura-kawakita.org/

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10月26日(土)長野相生座・ロキシー
初日舞台挨拶 10:30からの回上映後
登壇者:柳澤愼一、土屋貴子、川村龍洲(書家)
司会 新田博邦(プロデューサー)
http://www.naganoaioiza.com/article/16164001.html


9月29日 あつぎのえいがかんkiki
13:00~14:50(本編上映)
14:50~15:20(トークイベント)
登壇者:柳澤愼一、新田博邦
http://atsuginoeigakan-kiki.com/ani-kieru-talk/


8月31日(土) 横浜ジャック&ベティ
初日舞台挨拶  12:35~回上映後
登壇者:柳澤愼一氏、高橋長英氏

8月24日(土) 岐阜CINEX 上映&トークショー


TOHOシネマズ上田  観客動員5000人を突破!
物語の舞台となった上田市のTOHOシネマズ上田では、公開2ヵ月を待たずして観客動員5000人を超えました。
この映像は、観客動員3000人を超えた時に地元の人達が作ってくれたものです。
撮影に入る前から描かれていて、監督以下関係者にとって涙ものの労作です。


映画『兄消える』初日舞台挨拶のご報告
舞台挨拶で、柳澤愼一、土屋貴子、西川信廣監督が撮影時を振り返る
サプライズゲストの真由子、両親の津川雅彦、朝丘雪路に思いを馳せ涙

左から土屋貴子さん、西川信廣監督、柳澤愼一さん、坂口芳貞さん、真由子さん

信州上田を舞台に、40年ぶりに再会した対照的な老兄弟の絆を、ほろ苦い笑いと共に瑞々しく描きほろ苦い笑いと共に瑞々しく描き、往年の名作『八月の鯨』を彷彿させる“青春寓話” 『兄消える』。
5月25日(土)、同作の初日舞台挨拶がユーロスペースにて開催され、上映後の舞台挨拶に、柳澤愼一さん、共演の土屋貴子さん、西川信廣監督、新田博邦プロデューサー、そしてサプライズゲストに女優・シンガーの真由子さんが登壇いたしました。

放蕩無頼の兄、金之助を演じた柳澤は、事前の取材などで「この映画を遺作にする」と話していたといいます。「素晴らしい遺作ができたと思う」と話すと、会場からは「早い!」という声もあがりましたが、
「人生の最後、せめて亡くなるときぐらい、自分で素晴らしい思い出を残していきたいと思っていた。まさにそういう作品に巡り会えた」と万感の表情。

柳澤を主演に迎えるにあたって、新田プロデューサーは柳澤の連絡先をひたすら調べ、本人に行き着くまで2ヶ月かかったのだとか。柳澤は「探し当ててくれてありがとうございました。『60年ぶりの主演? えっ、柳澤愼一って生きていたの?』と言われるぐらいだから、大丈夫ですよ」と余裕の表情を見せました。

一方、金之助が連れて帰ってくる謎の女、樹里を演じた土屋は、上田市の出身で、観光大使でもあります。上田では5月17日から先行上映が始まっており、映画館では連日満席が続いているのだそう。
土屋は「台本を読んだ時から、素敵な映画だなと思っていましたが、私の故郷で撮影が決まって嬉しかったです。映画の中の時間の流れと、千曲川、浅間山の風景がぴったり合って、とても素晴らしい作品になりました」と笑顔。

今回、映画監督デビューとなった西川監督は、「柳澤さんや長英さん、土屋さん、文学座の先輩や後輩に出てもらって、素敵な映画ができた。本公演でもこのメンバーは集まらない。それに、まさか江守徹さんが出てくださるとは思わなかった。お願いしたとき、内容を言う前にひと言『風呂には長く入るのか?』と聞いただけで、出演を決めてくださった」と感謝のコメント。

ここでサプライズゲストの真由子さんが登場。ご両親の津川雅彦さんと朝丘雪路さんが、それぞれ柳澤さんや高橋さん、土屋さん、監督と縁が深いことから、花束を持って駆けつけてくださいました。

昨年、お父様とお母様を相次いで亡くされた真由子さんは、「劇中の兄と弟は、ちょうど父と母と同じ年代。両親にはもう少し長く生きて欲しかったという叶わぬ思いを、映画に映しながら観ていました」と言葉を詰まらせながら感想を吐露。続けて「年代関係なく、みんなの心の奥底にある“パワーボタン”を押してもらえるような作品。年齢なんて関係ない。これから人生楽しまなきゃ!と思えるような映画です」と太鼓判を押しました。

そして客席で観ていた出演者の坂口芳貞さんも登壇。「久しぶりに上田でロケをやって、やっぱりいい街だなぁ!と思いました。気心の知れた人ばかりで楽しい現場でした」と撮影時を述懐。

最後、柳澤が「ありきたりな表現ですが、これぞ“人間ドラマ”。日本ではこういった作品が少なくなりました。どうぞ宣伝なさっていただきたいと思います」と締めくくり、会場からは大きな拍手が送られていました。

<ストーリー>
町工場を細々と続け、100歳で亡くなった父親の葬式を終えたばかりの76歳の真面目な独身、鉄男のもとに、40年前に家を飛び出した80歳の兄・金之助がワケあり風の若い女、樹里を連れて突然舞い戻ってきた。その日以来、奇妙な共同生活を始める3人。やがて金之助の過去や樹里の素性が明らかとなる中、兄と弟それぞれの胸中に静かな確執とともに「故郷」や「家族」への思いが蘇っていく——。


舞台挨拶決定
5月18日 TOHOシネマズ上田 登壇者:柳澤愼一、高橋長英、土屋貴子
13:00の回、上映後15:00~舞台挨拶
16:00の回、上映前15:30~舞台挨拶
特別鑑賞券(前売り券) をお持ちの方は、劇場にて座席指定券とお取替えしています。

5月25日 ユーロスペース
10:00の回、上映後舞台挨拶
登壇者:柳澤愼一、土屋貴子、西川信廣監督、新田博邦(プロデューサー)
サプライズゲスト有り



町興しで始めた作品ではありませんが、今や市長を始め、多くの市民の皆さまがが応援してくれています。駅前にこんな立派なタペストリーが!「兄消える」(監督:西川信廣)5月17日より全国に先駆けて、TOHOシネマズ上田にて先行上映!

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